農業信用保証保険制度は、農業者等の信用力を補完し、必要とする資金が円滑に供給されることにより、農業経営の改善、農業振興に資するようにするために設けられた制度です。

都道府県の農業信用基金協会（基金協会）の行う信用保証制度と独立行政法人農林漁業信用基金（信用基金）の行う信用保険制度によって構成されています。この事業の基盤である基本財産は、国、地方公共団体及び農協系統機関の出資金、交付金により構成されています。

基金協会の行う信用保証事業は、農業者等が農協、銀行、信用金庫又は信用組合から資金を借入れる場合、その債務を保証することにより、資金の融資を円滑化するものです。

信用基金の行う信用保険事業は、都道府県の基金協会が保証事業により負担する保証債務について、これを保険引受けすることにより、全国段階において保証リスクの分散を行い、保証事業の安定、機能の増大といった役割をしています。